最高に面白かった!!!!!!!!


あまりに最高だったんで酒飲みながらこの感想書いてます。

ハーヴェステラ、クリアしましたーー!!!!
あまりに、あまりにも完璧で美しい話だった…。
伏線回収も何もかもがあまりにも本当に鮮やかで何度も何度も何度も唸りながら遊んでました。
何もかもに説得力がありすぎて本当に素晴らしいストーリーだった。
関わった全ての人に感謝したい。最高の物語をありがとう…!!

後半からスクショの嵐が止まりませんでした。
6話ボス、幼きアリアと遊んだことで「楽しい」よいう感情が芽生えたAI
「全てを知ったらアリアの心は壊れる」そんなAIの言葉がまさに現実のものとなった8話。

ガイストに拐われた時、アリアのことを魔王と呼んでいた伏線の回収の鮮やかさ、ほんとに天晴れでした。
魔族、魔王、ファンタジーによく登場する単語で、その普遍的なイメージがプレイヤーにはあると思います。
その単語のイメージ、自分の仲間を、家族の犠牲の果てに描いた夢を守るために戦う、戦うしかない、アベル人種を滅ぼす「魔王アリア」あまりに哀しくて美しい敵でした。

でも、アリアは、本当はそんなことしたくなかった。
私も、「アリアと戦いたくない!!」と言い続けました。救うとか救わないとか、アリアのためとかじゃなくて、何よりも私自身が感情のままにそんなアリアと戦いたくなかった。アリアの悲痛な思いがわかるからこそ、戦う理由をもてなかった。
「立ちなさい、アリア」と作中で何度も繰り返されるこの言葉がこんなに悲しく聞こえるなんて思わなかった。
結局は剣を手に取って戦うんですけど、そのあとの説得シーン。過去の回想で、彼女が弱さを振り払って強くあろうと自身を無理に奮い立たせて、奮い立たせるしかなかった日々の追憶を見させられて。私もアリアにかける言葉がない中で、アリア自身の言葉があると最初からずっと持っていたアリアの日記を渡すシーン、めちゃくちゃにグッときました。
他人からの言葉なんて薄っぺらく聞こえるでしょう。ともに過ごして、同じご飯を食べたけれど、アリアと主人公は「カインとアベル」で違う存在で。そんな主人公の言葉は届かない。
そんな中、自分が頑張ってきた日記にもう一度諭されるシーンに本当に心を打たれました。このシーンは泣きながら見ていました。
「科学者はより良い未来のために戦うもののこと」
アリアのジョブが殴るスタイルの格闘家なことも相まって、この言葉にめちゃくちゃグッときます。

アリアが帰ってきたと思ったら、主人公は、プレイヤーは非道な選択を迫られます。
アベル人種を滅ぼしますか?それともカイン人種を滅ぼしますか?ゲームは何度もこの選択を迫ってきます。何度もBボタンを連打しました。どっちも嫌だしどっちも選べるわけがない!!はいを選んでいいえを選んで、部屋から逃げ出して、死季をなくすという未来を選びました。

そのあとのプロトシーズライト落下のシーンは、アリアならそういう選択をするよなと思いつつ、飛行艇に乗ってみんなで迎えに行くシーンはほんとよかったです。ディアンサスありがとう…みんなありがとう…。

そして迎えた最終話、「あなたの物語」
星はひとつのモノライト。そんなモノライトをひとつのコンピュータとして使い、ガイアに生きる人々の無意識の願い「三度の大戦を防げない。こんな人類はほろんだ方がいい」を叶えた結果起きたのが死季。コンピュータのCPUとして働く黒衣の少女が見る終末の夢。夢を見るのは人間の専売特許なので、つまりこれは人々のみる夢なのです。
対する白衣の少女の正体は、黒衣の少女のクローンがそんな人類を救おうと二千年間戦ってきた魔族たちの集合知を読み込んだ結果生まれた存在…
あ~~~~も~~~~こんな完璧で究極な伏線回収ってある!!!??????
白衣の少女、リ・ガイアが魔族たちの集合知があったからこそうまれた存在だということにはちゃめちゃにぐっときました。サブクエストもそうだったんですが、心をもたないわりに人間のような機微で動く魔族のことが愛しくってたまらなかったんですよね。星の生まれる場所に向かう前のディアンサスの言葉も本当に好きなんですよ。「二千年間戦い続けた。人類の良き隣人として歴史に名を刻もう!」って言葉が。プログラミングと感情・思考はどこで分けられるのか。現実では素直に納得できないでしょうが、物語としてなら、実際に魔族たちが行動しているのを見てきているから素直に受け入れてしまいます。魔族、人類のために頑張ってきてくれてありがとう…!!

黒衣の少女、ガイアとの対話。「主人公のような人物は歴史上何度も生まれた」「英雄とよばれた彼らから、人類は人格をとりあげた」「何度も諦めないのは、あなただけのエゴ。みんなそれについていけない。あなたは独りぼっちだ」という言葉にもものすごくグッときました。
確かに、と思います。ゲームだから立ち向かえてるけど現実だったら諦めてるかも。諦めない人に対して「あの人は私と違うから」と、自分から遠ざけていたかもしれません。
そんな主人公に寄り添ってくれるのは、今まで一緒に旅をしてきた仲間たち。アリアの「街にいってみなさい。どこにいってもあんたに助けられた人がいる」という言葉がものすごく響きました。サブクエスト全クリしていたので、この言葉は本当に事実なんですよ…!!

「つらくとも前が見えなくとも目を背けないで」と言い残して消えていったガイア。その言葉に主人公と、それに続く人々がどこまでこたえられるかはわかりませんが、そこは”夢”をみたいところです。きっと人類はやり直せるのだと。

ガイアを倒し、人々が無意識に夢見た人類滅亡の夢は覚め、死季は消えた。
ここで物語に残ったなぞはひとつ。主人公って何者なの?です。その答えは、ポッドに眠るカイン人種の意識を映したアベル人種。
ポッドに眠るカイン人種とはつまり地球人、つまりプレイヤー、自分自身のことなのです…!!
ここで「あなたの物語」「世界はあなた次第で見え方がかわる」という言葉の意味がようやくわかるのです。アリアと戦いたくない!!と叫び続けた選択も、アベル人種もカイン人種も滅ぼしたくない!!とBボタン連打したことも、全部カイン人種として生きているプレイヤーだからこそ。
こんなに美しいメタ視点の回収があるのかと打ち震えました。メタ視点の回収ってともすれば制作側のどや顔がすけてみえるような印象をもちがちなのですが、ここまで完璧なまでに理論武装されたのなら納得せざる得ません。思考も感情もすべてが納得してなんて美しい物語なのだと震えました。

四季がなくなったその後、主人公とその仲間たちはまたアリアの調査に同行して冒険へ出ることへ。
まさに未来を想起させるエンディングがさわやかで鮮やかで本当に良くて、ああ、なんてよくできたストーリーなのだと心の底から感動しました。
エンディングで流れるメインテーマを聞き、酒を浴びながら勢いでこの感想を書いています。
あぁ、本当に、本当~~~~~~に面白かった!!!

ちなみに最後のルイス城通信▼
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冬土の節、”31日”目の通信です…!死季はなくなり、31日目が訪れたのです…!!!
ちょうどよくこんな熱い展開になるなんて!!私も愛してるぜ情報部A~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!



こんなに素晴らしいストーリーを半額セールで買ってしまったことに申し訳なくなり、サントラを買ってききながらこの感想を書いています。メインテーマがしみるようお酒が美味しいよう…。
これ小説でも出したら…と一瞬思いましたが、これは自分で選ぶ体験ができるからこその物語なんですよね。自分が富豪だったr道行く人にswitchとソフトを配り歩きたいくらいに本当に素晴らしいお話だった。
素晴らしい物語をありがとう、ハーヴェステラ!!!!
2024/07/27(土) 20:41 感想 PERMALINK COM(0)