ポケモンDLC後編の感想


20231224-205845.jpg

ストーリーについていろいろ言及したいことはまずあるんだがこれだけはまず言わせてくれ。
最推し・嫁ポケのキレイハナの実装ありがとう!!!!!!!
まずブルーベリー学園のエントランスに2体いてふっとびました。マイクロSDの容量かつかつなのに思わずスクショバシバシとりまくりました。全然予想してなかったので本当にすごい嬉しかったです。
しかもコーストエリアにいてくれるのめちゃくちゃらしくていいですよね!豊かな南国の植生と、ケケンカニやハブネークと一緒に暮らしている様子はなんとなくポケスナを思い出しました。5匹固まっていたりするし、写真も撮れるしSVは実質ポケスナだった…?今回は音楽機能のおかげで感情ごとの行動をじっくり見られるのもいいですよね。相変わらず攻撃モーションかわいいし、眠ってるとこもかわいいんだ…(欲を言えばお花をつぼませて眠ってほしかった…)。モブが連れ歩いている子も2体ほど確認していますが、話しかけるとにっこり反応してくれるのがかわいいですよね。これだけで」DLCのお値段全回収した気分です。ありがとうDLC…
そして技!キレイハナの分類はフラワーポケモンですが、今回はなふぶきのアイコンに使われててすんごい嬉しかったです!実装された金銀クリスタルでは石進化ゆえにはなびらのまいを自力習得できなかったのにな…!(ルビサファ以降自力習得。ただし時々削除されたりした)キレイハナの設定的につきのひかり覚えてあさのひざし覚えないことがずっと疑問なんですが今作も覚えませんでしたね…。
キレイハナといえば、案外豊富なわざの種類も魅力の一つ(だと思っている)ですが、今作なんとこおりタイプのトリプルアクセルを使えるみたいですね!実際使うかはともかくとして、ものすごくロマンを感じて好きです。キレイハナ大好きだ…


ストーリーについて▼
前半のスグリ君について、圧倒的主人公補正の前に打ちのめされてかわいそうな子だな、あるいはかわいそうな役回りをさせられてるな…と、後編出会うのがすっごい怖かったんですが、実際会ったら想像以上に怖くてすごくびっくりしました。
けれどその感情の後わいてきたのは、「こんなにきれいに力落ちしてるなら遠慮なく叩きのめせるな」でした。オーガポンレベル100と、相性のいい子(サザレさんからもらったヒスイウインディ、パオジアン…などなど)、努力値降って技考えて…と自分なりに万全を期してブルベリーグ戦に挑みました。いや、まぁへたくそすぎてパーティ半壊したりとかはありましたけどね!!けれど、こんなにも絶対に負けちゃいけない戦いだと思ったのは初めてです。
オーガポンを出したとき「よく出せたな!?」とめっちゃ切れられましたが、「その顔が見たかったんだよ!」って言っちゃうくらいには正直スグリくんにむかついてました。ゲームにゴリゴリに感情移入する人間なのですが、あそこまで敵意むき出しで来られると、主人公的には友達として行動していましたが、プレイヤーとしてはちょっと小突き返してきたくなるものです。それを見越して露悪的な行動させられてたのかな…とも思いますが。カミツオロチの名前、姿からくるおどろおどろしさもめちゃくちゃかみ合っていて好きです。
けど、さすがに負けた後の周りの反応やカキツバタの「元チャンピオン」はウワァ…って感想が出ました。スグリ君がまねいたこととはいえ、絶望の更にどん底に突き落とされるかのような…。

散々打ちのめされたスグリ君を連れ、4人でパルデアの大穴に行くときちょこちょこ素のところがでてくるところはすごく好きです。ゼイユちゃんも優しく見守ってて姉~~!ってなりました。途中、スグリ君に主人公を呼ぶよう無理やりでも促すとこもいいですよね。
しかしテラパゴス戦、ブライア先生と最悪の化学反応起こしていたのには見ていられなかったです。スグリ君、主人公に嫉妬しまくってどうしようもなくて、吐くような努力し続けてたんだなとかなんかもうめちゃくちゃ胸痛みましたし、ブライア先生もそそのかしてねぇでスグリ君止めろよ!!!と。ブルベリーグやってるときもずっと思ってたんですが、もうちょっとスグリ君に付き添って上げられる大人いなかったんですかね。
そしてテラパゴスが主人公のところに歩いてきたとき、もう展開が最悪すぎて嘆くことしかできませんでした。いや、どんだけスグリくんのこと苦しめるんだこのシナリオ!?テラパゴスも伝説あるいは幻枠だからメタ的に主人公のものになるんだろうなとは思っていましたが、最悪の形で実現することなかろうて!テラパゴスが主人公の方に寄って行ったのは偶然という意見もあるかもですが、その偶然を引き寄せること含めての主人公補正なのだと思っています。そのあとのテラパゴス戦の「どこまで主人公なんだ」っていうスグリ君のセリフも含めて本当にそう。
そしてその後、負けて呆然とするスグリ君。かける言葉もねぇよ。そんで瀕死になったテラパゴスに、「出力が低い」とたきつけるブライア先生はマジなんなん!?スグリ君がマスボで捕まえるまでの判断は別にいいのですが、即戦わせて負けて回復の描写もなくテラスタルさせたれたらそりゃテラパゴス切れるよ…。まぁあれはテラスタルエネルギーの暴走とも取れなくないですが。ポケモンがトレーナーに従ってくれるのはポケモンの意志でもあると、同じくイッシュを舞台にしたBW,BW2で描かれていますしね。
暴走するテラパゴスを鎮める戦闘。ゼイユちゃんがいかりのこなでヘイト集めしてくれたのにはぐっときました。テラパゴス、ほんとに強くて手持ちがどんどん倒されていく状況は、ゼイユちゃんが必死に「スグも戦って!」と言っている状況と重なり、ついにスグリくんが目の光を取り戻して参戦してくれたことはめちゃくちゃ嬉しかったです。
そのあと、憑きものが落ちたかのようにテラパゴスを譲るスグリ君。まぁ今回は完全に「主人公を倒すための力」としか見ていなかったのでオーガポンほどの思い入れもないだろうと作っと捕まえてしまいましたが、スグリ君が出した答えが「あきらめる」だったのちょっと悲しいですよね。
ある意味ホップと同じですが、圧倒的主人公の前にあきらめざる得ないというのは悲しすぎませんか。スグリ君がそれで楽に生きられるならいいんですが。でも、最後の夕日の中「もう一度ゼロから友達になって」とスグリ君が言うシーンはとても美しくて、この友情こそが「ゼロの秘宝」なんだなぁとしみじみ思いました。結局、スグリ君が本当に欲しかったのは強い力じゃなくて、友達だったんでしょうね。スグリ君が健やかに過ごしてくれるならもう何でもいいです。苦しいばっかりだったでしょうし、現に休学しちゃってるし、しっかり休んだ後はもういっそ旅にでも出てみたりするといいんじゃないでしょうか。本音を言えば、ED後も落ち着いたキタカミ姉弟と交流したかったです。寂しい…俺たちの友情もこれからだろうがよ…BW,SM,USUMといいゲーフリほんとそういうとこある…。
余談ですがカミツオロチの進化条件ドラゴンエールを覚えたまま進化っていうのが、スグリ君の立ち位置を暗示しているようで少し悲しくなりました。主人公にはなれない、声援を送るだけの脇役…。

スグリ君に関してはちょっとビターな感想でしたが、ゼイユちゃんは全編から一貫して好きという感情しかなかったです。むしろ面倒見のいいお姉さんムーブと、最後耐え切れず泣いてしまったことで愛しさが倍増しました。オーガポンだすと喜んでくれるし、発言もすんごく面白いし、あのブライア先生に「テラスタルバカ!」とプレイヤーの代わりに叱ってくれるし、スグリくんのことを見守って優しい顔してるし…なぜお部屋には行けるのに本人には会えないのか。そこがすごーーーく不満です。
ブライア先生は…なんかすげえ人だなという感想です。あのスグリ君の暴走を手助けする形をとってしまった、そして安全かどうかもわからないテラスタル由来のいろんなものをドームの制御装置にぶち込む…大丈夫ですかこの人。放置してるシアノ校長も大丈夫なんですか。

ゼロの大空洞もそうですが、テラステルのことがなんだか恐ろしくてたまりません。エリアゼロに初めて訪れたとき、自然と水が美しい、好きになる要素しかない景色なのにずっと怖かったことを思い出します。結晶に浸食された空洞内も、澄んだ泉も結晶化した樹木もほんと美しいんですが、これ大丈夫なんでしょうか?生物を内側から浸食して気づいたときには…みたいなことない?博士がクリスタルに浸食されていくシーンが本当に忘れられません。昔あったギルティクラウンというアニメを思い出す…。メガシンカの不安定さにも似た一種の狂気を感じます。
ただ、恐ろしいと思うのと同時にその秘密もものすごく気になります。ブライア先生があそこまで惹かれるのもすごくわかるもんよ…。

テラス池のイベントも見ましたが、あれはひとりぼっちじゃなくなるペパー先輩がいる時間軸ができたってことでいいんでしょうか???もらったスカーレットブックをペパーに見せると「思い出の品だもんな!」と言ってくれるけれど、やっぱり博士は旅立ってる世界のようなのでもやもやは残りますが…。どこかの世界で、幸せに過ごしているペパー先輩がいるなら…いるならいいのです。
博士との別れ際、コライドンがものすごく寂しそうな顔していたのも切なかったです。
それと同時に、大空洞のメモにある白い霧であった子供は主人公だったのか!というタイムパラドクスの面白さも感じられました。…主人公が博士をエリアゼロ研究に狂わせる一端を担ったとかいう演出ではないですよね?

スター団素顔イベントも見ました!
みんななんだかんだ学園生活やっているようで何よりです。ピーニャはああ、そういうところが煙たがられててんだな…とか、シュウメイのビワちゃんへのギリギリアウトな発言とか察せてしまうところがあってちょっと苦い気持ちになりました。こういう風に思っちゃうからいじめってなくならないんだろうな…
メロコちゃんの絵描きを目指そうかと夢を抱くシーンに関しても、実際絵で食べるという夢をかなえられる人はどれくらいいるんだろうと夢のないことを想ってしまったことにちょっと罪悪感があったり。もう汚れ切ったおとなです。


来年の1月に番外編も来るので、そこでスグリ君とゼイユちゃんに再開できるのを願って!そんでホームウェイ組と冒険できるのを楽しみにしてます!
とりあえずゼロの秘宝楽しかった!けどゲーフリさん、主人公である罪悪感をプレイヤーに抱かせるようなシナリオはもうお腹いっぱいです!
2023/12/24(日) 20:57 感想 PERMALINK COM(0)